バブル経済と生活の変化

バブル経済は土地や建物などの不動産価格や株価が高騰していきましたが、一方物価はそれほど上がっていませんでした。

その様な中当時の生活はどのようであったのか、バブル経済時代のファッションや食生活などを述べていきます。

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バブル経済を象徴するワンレンボディコン

1980年代前半は男女共に高級志向が高まり、男性はワイズやコム・デ・ギャルソンなど、そして女性はピンキー&ダイアンやロペなどで全身をブランド品で身を固めるファッションが流行っていましたし、カラス族と呼ばれる全身を黒色のファッションも流行っていました。

そして1980年代後半に入るとワンレンボディコンや渋カジが流行りました。

ワンレンボディコンのワンレンとはワンレングスの略で、前髪も後ろ髪も同じ長さの髪型のことをいい、ボディコンはボディコンシャスの略で、身体にフィットして身体のラインを強調した衣装のことをいいます。

1991年5月にオープンしたジュリアナ東京では、お立ち台に複数の女性が上がり、ワンレンボディコンのファッションでジュリ扇と呼ばれる扇子を振って踊っていましたが、ただワンレンとボディコンが必ずセットになるということでもなくて、お嬢様カットと呼ばれたワンレンでショート丈の衣装も流行っていました。

ワンレンボディコンが派手目な印象があるのに対して、渋カジと呼ばれるポロシャツやジーンズなどの庶民的なファッションで渋谷などの街中を出歩くことも流行になりました。

1986年頃から1991年頃までテレビではトレンディドラマが高視聴率を上げていました。

トレンディドラマは都会で暮らす男女のラブストーリーで、基本的にハッピーエンドで終わるドラマになっていました。

配役は女性では浅野温子さんや中山美穂さんそして鈴木保奈美さん、男性では三上博史さんや柳葉敏郎さんそして陣内孝則さんなど当時人気があって好印象を得られていた俳優や歌手そしてタレントが起用されていました。

フジテレビでは月曜日の9時にトレンディドラマを放送していたので、月9(ゲツク)という言葉も生まれていきました。

そして、「SHOW ME」や「ラブストーリーは突然に」など多くのトレンディドラマの主題歌がヒット曲になっていった時代でもありました。

バブル経済が生んだグルメブーム

1980年代の半ばからキャビアや高級ワインなどの世界の高級食材が輸入されてきて、それらの食材を使った料理が出されるなど、グルメブームが沸き起こってきましたし、イタリア料理がイタ飯と呼ばれて流行っていて、デートでイタ飯がトレンディな時代でもありました。

忘年会などは高級焼肉店で特上ロースや特上カルビを注文するのは当たり前で、高級レストランを数日借り切って、会社のお金で社員が行きたいときに好きなだけ飲食が出来るようにした会社もありました。

まとめ

円高の影響もあって海外から多くの輸入商品があり、バブル経済の恩恵もあって当時のファッションや食生活は派手になっていました。

テレビでは東京などの都会で繰り広げられるラブストーリーが高視聴率を生み、ワンレンやボディコンなど当時の流行がドラマにも反映していた時代でもありました。

このようにバブル経済の時代は豊かで活気のある生活を行なっていた時代だったので、当時の生活を知る人には今でも懐かしむ人がいるのも頷ける気がします。

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